[PR] 入院 東京 作品置き場 ... ちょ、待てよ!? byオクヤ
Fateのファン作品置き場(ただし、BL要素多大に有) CPとしては弓士中心。 (時々碧羅が槍弓とか、他のCPをかいています) 掲示板がわりにコメント書いていただけると喜びます。
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混濁とした文字の羅列を収納した、通称「メモの坩堝」。
たまぁ~に、ネタ探しにダイブする樹海なファイルに
いつ書いたんだが突っ込みどころのある文字断片より、
ビビらされることがあります。

本当に、私が書いたんじゃろか???

(続きにて 弓士)


―――

規則正しい包丁とまな板の音に、卓袱台に顎を
乗せふてくされながら聴き入る。
「―――本当は俺が当番だったのに……」
「ふん、そんな手で料理をしようなどと甘いことを―――」
聞こえないように悪態吐いた俺の呟きに、地獄
耳を持つ男の長々しい棘を聞いていたくないの
で、左から右に流しておく。
今日の夕飯は俺が当番だったのだが、土蔵での
修理中に掌を切ってしまった。
幸い傷は浅いものの、横に長く走った痕は小さく痛み。
それでも隠して料理をしようとした俺に、目ざとく
気付いた男により台所を追い出されてしまった。
「―――聞いているのかね?」
「全然、ちっとも、これっぽっ―――あでっ!?」
ボールを片手に座った俺を仁王立ちして見下す男は、
見事頭に拳を垂直落とす。
ガッツンなお星様が見えそうな痛みに、涙目になり
そうな眼で恨みがましく見上げれば、叩いたくせに
撫でてきた。
「んだよっ!」
「いや…………ふむ、そろそろ煮えてきたかな。」
ひとしきり髪を撫で回した男は、ボールの中身をかき
混ぜながら台所に戻ってゆく。
俺は痛みと安らぎを覚えた複雑な頭を梳き、台所に
戻る男の背中を目で追っていた。
「なぁ……本当、大したことないんだぞ?」
掌には大げさに巻かれた包帯。
絆創膏程度で十分な傷なのに、男によって施された
厳重な手当て。
男の大きな掌は器用で、俺が台所奪還に武力行使
しようとも解けなかったほどだ。
「大したこと、なくはあるまい。どんなに小さな傷
でも、おまえが傷ついたのならば……オレにとって
は大したことだ。」
ジュワッとフライパンで炒める音と共に告げた男は、
香ばしい匂いと同時に俺の心を落ち着かせなくさせる。
堪らなくなってその背中に包帯を巻いた手を伸ばし、
後ろからピッタリと身体を密着させ抱き締める。
「士郎っ!?」
「ごめん、驚かせたか?」
硬直する腕の中の男を宥めるように腕を撫でる。
するとフライパンを持つ男が珍しく、不規則な音
を立てて菜箸を取り落としかけ、俺は男の指ごと
キャッチした。
「なっ―――!?」
「悪い、料理中に邪魔しちまって……でもおまえも
悪いんだぞ。―――幸せと、困るくらいに感じさせる
こと……言うからさ。」
逞しい背中に顔を埋め、ギュッと強く抱き締めている
と、男の身体から強張りが解けてゆく。
「この程度で困られても、私の方が困るな。大した
ことではあるまい、サーヴァントとしてマスターの
身を案じること。―――そして愛する者として愛した
君の身を案じることなぞ。」


(吐く!砂、吐く!!バケツ!ピンク色のバケツをプリーズ!?)

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