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Fateのファン作品置き場(ただし、BL要素多大に有) CPとしては弓士中心。 (時々碧羅が槍弓とか、他のCPをかいています) 掲示板がわりにコメント書いていただけると喜びます。
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息が出来る。
それを、普段から意識することはなく。
けれどふと、自分は息をしているんだと気付くことがある。

あぁ、呼吸が苦しかったんだ。

浅く取り入れていた空気を、胸いっぱい腹いっぱいに吸い込んだ。
そうしたら楽になってまた、無意識に息を取り込み吐き出し続ける。
命在る限りずっと、自分は―――今ここで、生きているんだ。

(続きにて 弓士)
(最近変なポエマァですみません、落ち着くまで続きます★)


―――


誰かを愛することも、
誰かに……愛されることなどもう無いと
―――本気でそう思っていた、なのに。


   『―――おまえが、好きなんだよっ!!』


結果だけは分かってしまう後先なのに、
それでも差し出された掌を跳ね退けられなかったのは、
どうしてなのだろうか?

指先が、震えていた。
伸ばしかけた手を引き、握り締めた掌は痛いほどにきつく。
詰めていた息を解いて広げた指先は、自分の意志に反して
細かく震えていた。
この手で、何を触れようとしたのだろう。

絞殺するために首を?―――捻り潰すのか。

命を奪うために剣を?―――握り締め突き立てるのか。

それともただ単に、
その髪に、
その頬に、
触れるためだけに伸ばされたのだろうか。

分からない。
分からないけれどもあぁ……この掌に触れて伝わる子ども
の体温は、本当に温かだ。
かつての己、今はまだ選べる道の始まりに立つ子どもであり、
自分と同じ道を辿る可能性もあるけれど。
それでも己の胸を穿った子どもの剣に、自分とは違う在り方を
歩むだろうと確信している。
だからもう殺したいとは思わないが、身体に染み着いた執着が
時折衝動というカタチを露わにする。

今も、
己の意に反し、
何をしたいのか分からないまま、
手を、
伸ばす。

伸ばし、そうして震えた指先が子どもの頬を辿り。
「愛してる……士郎、愛しているんだ。」
囁く言葉は嘘偽りもなく。
それなのに震えの止まらぬ指先が子どもの柔な首筋に辿り着き。


この掌は一体、何を求めて彷徨うのだろうか?


(盾と矛―――守るためにと、戦うためにと、生み出されたそのふたつ。)
(けれど担い手はひとり―――対極を抱え、何度でも繰り返し行き来する。)
(答え無き問いへ、問い無き答えへ―――辿り着けると、きっと信じている。)






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