[PR] 入院 東京 作品置き場 ... どこまでも byオクヤ
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Fateのファン作品置き場(ただし、BL要素多大に有) CPとしては弓士中心。 (時々碧羅が槍弓とか、他のCPをかいています) 掲示板がわりにコメント書いていただけると喜びます。
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暑ちかった凹
今日は朝からセコセコと講演会行ったり、お買い物したりで終始
外回りな一日でした。
何にもないと本当にナマケモノなので、最近は用事を作っては動く
ようにしとります★

でないと、書けない自分にまた落ち込むので……エンジンがかかる
までは焦らず、のんびりリハビリしとこうと思います♪
碧羅さんに久しぶりに会えて、ちょっと元気を貰ったヨ☆

(続きにて やっぱり白騎士ねた ストック多いわけじゃないのですが…)
―――

※注意:以下の文は、脳内弓ルートオクヤ的別離エンド後の士郎さん正規英霊
     物語という、所謂白騎士シロウさんパクッて自分なりに解釈・改悪な
     もぅどうしよ~もないナマケモノの妄想デス♪
     それでも大丈夫だよ……■■(朝日の笑顔)な方は、スクロールど・ぞ★






      あの時届かなかった手を   届かせるために


瞬間、視界が真っ赤に染まった。
顔を這う感覚と嗅覚で、それが血だと分かったのは、目の前に
立ち尽くす者の瞳に見下ろされて漸くだった。
戦いが始まってから、自分の血には慣れていたけれど、比じゃ
ない比べようもなかった。
人の、おまえの、俺を庇った男の血に染まることが、これほど
痛いのだと思いもしなかった。

        こんなに温かいのに、痛い。

痛くて、こんなにも鼓動が止まって息が出来ない。
手を伸ばせば、足を踏み出せば、届く距離だった。
だけど動かない、動けない。
身体は縫い留められたように動かせられない。
それは、射抜く強い意志に心を全て掴まれたからだ。
生き抜けと、ただそれだけのために―――おまえが倒せと、
ただ強い願いに守られた。


          『―――大丈夫だよ。』


多分、自分は分かっていた。
この結末と別離を、激しい怒りと涙を凌駕して、見送るこの
日を分かっていた。
手を伸ばせば、足を踏み出せば、今度こそ本当に届く距離
だったのに―――俺は、そうしなかった。
後悔は、きっとない。
あるのは誇らしさと、僅かな意地。
泣いてしまったものはもうどうしょうもなかった、けれどせめて、
せめて別れの瞬間はちゃんと、見送れるように―――必死に、
心からの笑顔をおまえへと向けた。

 だから、
 もう二度と触れ合うことなどないと、
 そう思っていたのに
             ―――境界線を破ったのはおまえだった。



          『士郎……オレはおまえを―――』



あの美しい別れから、俺は人が変わったように一心不乱に
剣に打ち込んだ。
魔術ではなく剣で、それを意味することがどういうことなのか
―――指南する少女の碧眼に見透かされながら。


     結果、俺はひとつだけ狡猾なことをして辿り着いた。


「―――いたい……な。」
地に突き立てた剣を頼みに立ち上がる。
負傷した身体と疲弊した心で、けれど膝を折ることを是とはせず。
「……たい、な。会いたいな……」
己の全てを投げ打ち願った祈りは不遜で、いつか自分はその
傲慢さに狂うだけなのだと苦笑い。
「もう、とっくに狂っていたっけか。」
やはり笑みしか浮かばない顔で、鉛色の空を見上げていた。

幾つもの争いと、数え切れない絶望を越えながら、絶対的な
願いと些細な望みを綯い交ぜに生きる。
生きて、生き続けて、生き抜いたその先を、ずっとずっと目指
している。
「……とおいな、本っ当に遠くて―――でももっと、待って待って
待ち続けてたんだよな。」
空に翳した拳を握り締める。
この掌に掴めたモノなんて、本当にひと欠片にもなりはしない
けれど。
「おまえより長生きしたら、おまえよりは沢山掴めるよな?
―――おまえよりも、俺は強く強く成れるよな?」

   遠く遠きあの背中へ、
   振り向きざま抜かしたときの顔を拝むために
                     ―――今を、強く生きてゆく。

「―――いこうか、まだ……俺にでも助けられる命はある。」
絶望と嘆き、そしてほんのひと欠片の光を掴むために、俺は
理想と願いのために戦い続けている。





遠く遠き最果てから、詩が聴こえている。
「―――まさか、な。」
ここは遥か彼方の荒野、空にある歯車と地に突き立つ剣だけ
の虚ろ。
「詩が……こんな場所で聴こえるはずはない。力強いあの声
が、射抜くあの意志が、こんな場所に届くはずもあるまい。」
自嘲を零す男はしかし、目を閉ざして耳を澄ませる。
詩も声も何もない。
歯車の軋みと砂塵を弾く剣の音しか響かない世界。

   けれど男には確かに聴こえていた。
   世界から聴こえる音ではない
                   ―――内から響くあの一瞬。


         『―――なんか、じゃない。』

               「あぁ……」

     『―――決して、間違いなんかじゃないんだから!!』

          「あぁ……聴こえているよ。」

刹那な、それでも永く感じたあの一瞬を、繰り返し繰り返し
何度でも、鮮やかに思い返せる。
強い意志を宿した琥珀色も、己の胸に突き立てられた剣の
痛みも、純粋な願いも全てが。
「聴こえてる……だからオレは、ここに在る。」
うずくまった身体を起こし、俯き閉じた瞼を開いて顔を上げる。
廻る歯車の空を映しながら、男の眼差しは遥か遠くへと注ぎ。
「ここに、在り続ける。」
届くはずもない声で、男だけに聴こえる詩に応えるように掌を
掲げる。

   その手には最早、掴めるモノがなくとも
          ―――掴んできたモノはきっと、確かにあった。

「いつか……越えるのだな。」
確信に満ちた声で苦笑い、掲げた掌を閉じて男は笑う。
「追い越された瞬間、振り向くおまえに告げてやろう。きっと、
腑抜けた面を晒すから……思い切り指を差してやる。」
人の悪い顔で喉を鳴らしながら、砂塵に乱れた髪を掻き上げ、
かつて召還された姿のように不遜な態度で腕を組む。
「だから待っていてやる、かつて抱いた願いと同じように……
叶わないと思いながらも切望してやる。―――長く永い刻を、
例え磨耗し果て忘れ去ってしまっても……待っている。」


    それが己の最後の願いになるように
            ずっとずっとここに在って願っている。


(UBWで士郎さんを庇ったアーチャーに始まり、朝日の別離からその後。)
(守護者として磨耗しながらも剣戟の音を頼りに待ち続ける男と、その男を
追いかけるためにたったひとつ反則した代わりに自身の持ち得る唯一を
投げ打って体当たるかつての子ども。)
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