[PR] 入院 東京 作品置き場 ... いかん、やってもうた凹 byオクヤ
Fateのファン作品置き場(ただし、BL要素多大に有) CPとしては弓士中心。 (時々碧羅が槍弓とか、他のCPをかいています) 掲示板がわりにコメント書いていただけると喜びます。
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暑いのはいいから湿気をなんとかしてほしいと思う今日この頃凹
夏バテはしないものの、人生初のギックリ腰でPC前に座れないよ
アイタタタで、小冊子どころか夏コミ巡礼が危ぶまれそうです(汗)

すげぇ、グギッと本当に鳴るんだな(遠い眼差し)

それでも休みの日よりも仕事をしてる方が元気ってなんでさ!?
う~、頭の補填は完了したのに身体がままならないのは辛いっスが。
無理の無いように細々と文字書き頑張ろうと思います♪

(続きにて HF イリヤ・アーチャー・士郎 シリアス)

―――

注意:HF イリヤ・アーチャー・士郎 シリアス の通りノーマルエンドねたです。
    メモ帳原文そのままなので、矛盾とか書き損じとかありますが。
    敢えてそのときのテンションのまま、載っけてみますので途中で読んでて
    無理を感じたら、即止めてくださいね★


感覚全てがまっさらになり、自分の存在がもう分からなくなってしまったとき。

『―――シロウ。』
聴き覚えていたかすら忘れてしまった声を、失われたはずの耳が拾い、
自分のモノではない左腕を誰かに強く掴まれていた。

―――――――――
――――――
―――

「お兄ちゃんっ!も~、お兄ちゃんってば!!」
バフバフと毛布ごと胸を叩かれた、誰だろうと瞼を押し上げれば雪のような純白。
「やっと起きた、おはよう■■■。」
にっこりと微笑む少女に挨拶を返そうとし、音の無い声だけが喉を伝い空気として
口から吐き出された。
「声帯機能は不完全だイリヤ、身体の欠損も激しい。―――おはよう衛宮■■、
気分は最悪かね?」
不意に視覚の端に見えた白き少女よりもくすんだ白髪の男、聞き覚えていたはず
の低音にチリチリと左腕が痛んだ。
「■■■?どうしたの、苦しいの?ねぇエミヤ、■■■の状態は大丈夫なの?」
「状態は我々と同じだよイリヤ。いや、衛宮■■の方が重傷か……継ぎ接ぎで
留めている上、魂の損傷は著しい。」
「そう……散らばる欠片を余さず拾えたけど、元通りには直らないのね。」
言葉を継げない俺を見つめる二人の会話を、他人事のようにしか認識出来ない。
覚えがある、なのに視覚に見える二人のことが誰だか分からない。
「衛宮■■?……あぁそうか、我々が誰なのかなど分かるはずもあるまい。」
男の鋼色の目が緩く細まり、俺の考えていたことを見抜き。
「そっか……■■■は私たちのことなんて忘れちゃってるのね。」
少女は俺の頬を小さな手で辿って、穏やかに微笑んだ。
本当に誰なんだろう、懐かしいような気はするのに分からない。
「大丈夫よ■■■、私がついててあげるからね。」
「不本意だが衛宮■■、私もついていてやろう。」
二人の異なる白を持つ少女と男、思い出そうとしてもやっぱり分からないけれど。
それ以上に、俺自身が何なのかが分からなくなっていた。


身体は碌に動かない、というより感覚が無かった。
今俺が認識出来るのは視覚と左腕の痛み、そして白き二人が齎してくれる感覚
だけだった。
「お兄ちゃん、良かったまだ起きてたのね。」
白き少女の名はイリヤという、俺のことを■■■と呼んだりお兄ちゃんと呼んだり
する小柄な子ども。
無邪気で可愛らしい、でも時折大人のような顔を見せる不思議な少女だ。
「イリヤ、また寝間着のままで小僧に飛び付きおって……一人前のレディのすること
ではあるまい。―――■■、貴様も姉さんに抱きつかれるなっ!」
白髪の男はエミヤという、俺のことを自分と同じ発音の衛宮■■と呼ぶ逞しい体躯の
持ち主だ。
鉄皮面で皮肉屋だけど、動けない俺の世話を焼いたりイリヤには甘かったりと、少女
同様不思議な男だ。
「もうエミヤは弟のくせに口煩いんだから、目が覚めたらお兄ちゃんのところに行きた
かったんだもの、そのくらいいいじゃないねぇ~■■■。」
ベッタリと俺に寄り添うイリヤに、男は動けない俺を睨んでくる。
「■■……やはり今すぐにでも殺しておいた方が―――」
「あ、それともエミヤも私にギュッとしてもらいたい?」
殺意をたぎらす男に少女は悪戯っ子な顔でしたり顔をする。
「な、何をイリヤ!?」
「そ・れ・と・も~、エミヤもお兄ちゃんをギュッとしたい?」
ニヤリと微笑む悪魔っ子に男は即座に首を振り、俺も出せない声の限りに拒絶を上げた。
いやいやイリヤ、あいつにギュッなんかされたら絞め殺されるから、それ以前に嫌だ。
「むっ……何もそこまで拒絶せんでもよかろう。」
心の中で激しく首を振れば、何故か傷ついたような顔をする男。
「そうだよね~、お兄ちゃんは抱っこしてよしよししてあげたくなっちゃうよね~。」
少女の問題発言に素直に頷く男、俺はなんでさ!?と絶叫を上げていたんだった。


それから三人、奇妙な生活が始まった。
白き少女、イリヤは毎日顔を出しては俺に寄り添って話をする。
何も覚えてない俺は碌に答えることが出来ないけれど、イリヤはそれでも楽しそうに
他愛の無いお喋りをする。
「イリヤはいつも楽しそうだな。」
「当然よ、やっとお兄ちゃんと一緒にいられるんだもの。本当はもう絶対叶わないん
だって、諦めてたんだもの。―――だから尚更に嬉しいのよ。」
無邪気に微笑む少女はとても幸せそうで、けれどどこか悲しみを背負っているようにも
見えてしまったのは何故だろう。
雪のように綺麗な髪、僅かに動く右の指先で触れれば少女は俺の手に握り締めて
祈るように目を閉じる。
「ずっと……このまま一緒にいられたらいいね。」


「―――またこちらで眠ってしまったか。」
少女が目を閉じ眠ってしまえば、片腕の無い男がイリヤを右腕で軽々抱き上げて彼女
の自室へ連れていく。
「まったく、彼女も無理をする。それで……貴様の状態はどうだ?」
イリヤを寝かしつけたらしい男は再び俺の下へ戻り、傍らに正座して毎日のように問い質す。
「身体はあんまり動かない、けど……喋れるよう、にはなった……から―――」
「そうか……空腹は?」
「空、腹……?」
言われて、そう言えば目覚めてから何も口にしていないことに気付き、同時に空腹など
感じていなかった。
「エミヤ?」
不意に俺を見下ろす鋼が、腹部へと掌を掲げた。
「っつ!?」
一瞬走った痛みに顔をしかめれば、男の掌が俺の腹を撫でさすり波のように痛みが
引いてゆく。
「ふむ、先ずはお粥からだな。」
そう呟いて出て行く男に首を傾げれば、先程まで何も感じなかった空腹感を覚えて驚いた。
「うっ……なんか空き過ぎて、気持ち悪いかも。」
不思議と男の掌は俺の感覚をひとつひとつ呼び醒ましてゆくんだ。


俺たちは揃って歪だった。
碌に身体が動かず左腕は常に痛みを伴う俺と、左腕を失い片腕の男と、一見五体満足
なのに頻繁に眠りを必要とする少女と、他人なのか家族なのかも分からない俺たちは、
ただ武家屋敷の下で一緒に生活していたんだ。
「また……雨、だ。」
部屋から聴こえる外の様子はいつも雨音、強く打ちつける水の滴に俺は誰かの嘆きを
思い起こさせる。
「誰かって……誰、なんだよ―――」
思い出そうと幾度も試み、霞がかるように遮られる。
俺は確かに誰かを、思い起こせるはずの誰かを、泣いている彼女の姿が分かるはずだ。
「駄目よ、■■■は何も考えなくていいの。」
それなのに、遮るようにかけられた声は冷たく。
「―――イリヤ?」
能面のように表情の失せた赤い目が俺を見つめて、泣いている彼女の姿を連れ去ってしまう。
「イリヤ、あまり力を公使するんじゃない。」
不意に白き少女を後ろから抱き竦めた男は、イリヤの眼差しを大きな掌で隠し俺へと
苦笑いを浮かべた。
「衛宮■■、おまえの気持ちは分からなくもないが。今暫くは茶番に付き合い、彼女の
願いを叶えてしまえ。」
男の言葉は分からない、けれど少女を思う気持ちなら俺も同じだ。
だからひとつ頷けば、鋼を細めてグシャリと頭を撫でられた。
子ども扱いで一瞬ムカッとしたが、あまりにも優しい面をするから仕方なく抵抗せずに
受け入れたんだ。
雨はまだ降っている、けれどごめん今はまだ、目の前の二人が望むがままに彼女の
影を俺は考えない。


思い起こしてしまったら、白き少女の願いも男の祈りも無駄にしてしまうような気がした。


降り続く雨は、今が朝なのか夜なのかいつなのかを狂わせる。
檻のように閉ざされた武家屋敷、けれど外に出なくても生活する分にはなんら支障を
きたさなかった。
「あっ、お兄ちゃん歩けるようになったんだね。」
壁伝いに足を引き摺る俺に、イリヤは嬉しそうにはしゃいだ。
「ずっと寝てるわけにもいかないだろ、あいつも俺が動けなくて迷惑してるし。」
「あの子が?まさか、寧ろ■■■の世話を焼けて楽しそうだったわよ。―――私は
エミヤに何もしてあげられないから、お兄ちゃんがいてくれなきゃもうとっくに……」
俯く少女は大人びた顔で遠くを見つめる。
姉弟だというチグハグの二人、なのに俺を兄と呼ぶ妹のそんな表情が危うい均衡を
壊してしまいそうだ。
「俺は何もしていないし、イリヤは何もしていないわけあるか。あいつはお姉ちゃんを
大事にして、人のこと絞め殺そうとするくらいなんだぞ。―――傍にいてくれるだけで、
十分何かしてやれてるんだ。」
だから俺はお兄ちゃんとして、妹たる少女の憂いをなくしてほしくてわざと笑ってみせた。
「■■■―――」
「イリヤ?」
一緒に笑ってほしかったのに何故か、イリヤは悲しそうな顔をされてしまい戸惑った。
「そっか、お兄ちゃんは傍にもいられないんだね。」
白き少女の言葉に雨音が強く響き、心臓を鷲掴みにされたような感覚に陥った。
「イ……リ、ヤ?」
「可哀想な■■■、でも私は貴方にも何もしてあげられない。―――泣きそうな顔なのに
……私の我が儘に付き合わせてごめんね。」
少女の小さな掌が頬に触れ、俺は涙を零していることにやっと気付いた。



―――

取り敢えず半分載せておきます。
桜さんには悪いですが、HFはもうノーマルエンドに直行させていただきました(鬼)
いやいや、勿論ハッピーエンドも大好きなのですが弓腕と心中士郎さんが痛いほど
大好きな天邪鬼なのです、独善でもいい!好きな子を守って死ねる本望!!(握り拳)
(以下ネタバレ反転)
正直、PS2のルールブレイカー使う前の士郎さんの笑顔は反則でした。
何あの笑顔!?それだけでもう貴方に何されても構わないよぉ!!

(以上痛い感想)
残り半分はちょっと読み返してから載せます♪
いつもながら衝動で書いてるのでイロイロと痛い。
ちなみにメモ帳タイトルは「はこにわ」、安直ですが切嗣な子ども達が仲良く
暮らせるエンドとかあったらいいのになぁとか、蒸し暑い中で茹った頭で考えつつ。
それってイリヤルートだなぁ~とボンヤリと思う今日この頃なのでした☆
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