[PR] 入院 東京 作品置き場 ... やっぱり間に合わなかった byオクヤ
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Fateのファン作品置き場(ただし、BL要素多大に有) CPとしては弓士中心。 (時々碧羅が槍弓とか、他のCPをかいています) 掲示板がわりにコメント書いていただけると喜びます。
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本当はちゃんと編集してから載せたい、とか本音はあれど。
いつも毎回のことながらそのまんま載せてみる。
オンって覚悟ナシにやっちまうからいけないんだよな凹
でも何故かオフよりライトなのは気のせいだろうか???

そんなわけで七夕、今年仕様☆
(ことし、って打って言士って出ちゃったバッドフラグ???)
下に載せた去年ネタとあんまり変わらぬ怠惰っぷりに目から汗ですが、
一応間に合ったのでご容赦下さい。

(続きにて 弓士 バカッポーというかアホップルな七夕)
(でもやっぱりギャグになりきれない 半端な切な甘デス★)

―――

※注意 加工しないでそのまま載っけてるので微妙に繋がりが変です。
     あんまり気にしないで、雰囲気と感性で楽しんで下さい。
     (物書きとしてはアカンなぁこりゃ:反省凹)

―――笹の葉 さらさら
「竹だ……」
「竹だな。」
衛宮邸の縁側に、いつの間にか馬鹿デカい竹が悠々と突き立っていた。

『あ、士郎……お爺様が立派な竹貰ったみたいだから飾っておくね♪
えっ?ちゃんと許可取ったかって?―――あれ?』
藤ねえが首を傾げた時点で俺たちは目配せし、棚奥に閉まった江戸前屋の
どら焼き持参で藤村組の門をくぐっていた。
案の定、無許可で強奪されたらしく若衆さんたちが捜索に駆り出されていた。
雷画爺さんに二人でお詫びすれば、気持ちの良いほど高らかに笑われ、また
貰ってくればいいと竹をくれたのがつい先程だ。
「おっきいよなぁ、七夕も近いし……そうだみんなで短冊とか、飾り付けなんかもしようか。」
「妥当だな、大河さんもそのつもりで折り紙を束で置いていったぞ。」
縁側に置かれた紙袋には大小色とりどりの折り紙が入っていた。
「折り紙か~、俺は鶴ぐらいしか折れないぞ。」
いつだったか千羽鶴を折るのを手伝って覚えた折り方、折り紙はそれっきり
縁がなかった。
「そうなのか?ふむ、私はいくつか折ることが出来るのだが。」
「えっ?―――痛っ!?」
言って男は、内職で鍛えた指使いで忽ち折り紙で花を作ってしまう。
尖った部分を俺の頭に刺し、髪に飾られた花、慎重に外せば赤い菖蒲は掌に
すっぽりと収まった。
「おまえ……器用なのな。」
「何、手が覚えていただけだ。後数種ほどしか私も作れない。
―――そうか、おまえはまだ教えられていなかったのだな。」
一人納得した男にどう答えるべきか悩んだ。
折り紙を教えられたのはきっと今よりも未来らしく、先のことを聞くのは憚られた。
男の生前は終盤につれて暗澹だ、その思い出を軽々しく訊ねることはそのときの
苦痛を思い出されてしまうのではないか。
「……じゃあ、飾りはおまえやみんなに任せて、俺は短冊でも作ってるよ。
吊り下げられるように紐付けるといいかな?何か穴開けるのなかったっけか?」
不自然にならないようにそっかと頷き、短冊作りの鋏や穴開けを探し始める。

「―――教えてやろうか?」

咄嗟に誤魔化した俺を咎めるように、宥めるように男からそんなことを口にされた。
「ぁ……いや、そのいいのかな?」
フライングの反則、別物とはいえ辿る道筋を違えど何れは交わるだろう運命。
「はっ、今更だろう。私は君のサーヴァントなのだ、マスターとして存分に有効利用したまえ。」
鼻で笑い一蹴する男、不遜な物言いのくせに両手を広げて俺を甘やかしてくれる
ことに、未だ躊躇ってしまうけれど。
「そう、だよな……ははっ使えるモノは使わなきゃ勿体無いもんな。」
引きつる笑いは乾いていて、上手く気持ちを伝えることは難しいけれど。
「あぁ一々気兼ねされるのも気持ちが悪い、愁傷な貴様なぞ鳥肌が立ってくる。」
「何をー!人が謙虚にしてるのに、酷いぞそれ!!」
「ふん、散々私の記録から剣を抜き出すおまえよりは酷くないぞ。
―――しかも私で斬り試しおって!」
言われれば確かに男の記憶から、様々な剣を盗み見てしまっているけど。
「仕方ないだろ、見えちまうんだから……そ、それに斬り試すって言うけどな!
おまえが変なことするからいけないんだろっ!!」
「はて……変なこととは一体?」
「ぐっ……」
「言葉にして貰わねば分からないのだが……マスター?」
「こんのっ……あぁあぁ言ってやろうじゃねぇかセクハラサーヴァントッ!!
―――ベタベタベタベタ人の身体勝手に触りまくりやがって!そんなに触りたきゃ
自分の身体触れってんだ、どうせ元は同じだろう?」
「はん、貴様と私ではどう足掻いても体格も身長も筋肉量も違うと思うがね。」
「うっ、煩い!人が気にしてること!?大体俺の身体なんか触って……どこが面白いんだよ!!」
「面白くはない、だが楽しいぞ。おまえの嫌がる面やリアクションがな。」
「うっわぁ~、今メチャメチャ笑顔で言われましたよ。……って、また抱き締められてるぅ-!!」
「ふっふっふっ、甘いな衛宮士郎……隙だらけだ。」
「は~な~せ~!ムチムチ筋肉が気持ち悪ぃっ!!」
「ちなみにこう……動かせるぞ♪」
「ぎゃあっ!大胸筋とか腹筋がうねうねしてキモイッ!?」
「ちなみに腹筋は逆波打ちも出来る。」
「いらねぇ-!つーか、無駄に素敵笑顔で胸を張るな変態っつ!?」


「―――はぁ……変に疲れた。」
ムキムキマッチョ地獄から逃れ、パチンパチンと鋏で短冊を作る。
七夕の日にみんなで飾りの作り方を教わるとし、取り敢えず半径2メートル
以内に入ったら壊れた幻想で男と距離を取る。
「疲れたのなら心尽くしのマッサージを……」
「却下、近寄んな変態!おまえのマッサージとか余計に疲れそうでヤダ。」
「そうかね、グッスリ眠れること受け合いだが?」
「安眠に徹してくれるならな、絶対徹さねぇだろ。」
「信用がないな、マスターの嫌がることなど出来やせんよ。」
「嘘吐き、嫌だっつっても良いだろうとか有り得ないし。」
「悦い、だ。口ではそう言っても顔にはそうだと訴え―――」
「カラドボルクとフルンディングどっちにしようかな~?いっそゲイボルク辺りを
番えてもいいかな~。」
「悪かった、頼むから笑顔で鏃を吟味しないでくれ。」
「おまえが変なこと言うからだろ。……で、短冊切り終わったけど。
―――笹の葉に吊す願いはあるか?」
「そう言う貴様こそあるのか?」
「―――世界平和。」
「らしいな。」
「それから、家内安全と食費が嵩みませんように?」
「それは切実だな。」
「後は……」
「まだあるのか?」
「おまえが幸せでありますように―――」
「ふっ、とっくに叶っている願いをわざわざかけるのか?」
「あいにく、叶え足りないんだよ俺は……」
「……私の願いは、笹の葉にかけるには拙いモノだ。だから願うのは、おまえの望みが
叶うようにくらいしか思いつかんよ。」
「そか……なら御利益バッチリで、短冊の願いが叶いそうだな。」
「あぁそうだろう、叶えるだろうよ。」


―――

武骨な男の手で折られてゆく色紙。
まるで剣を投影して生み出す様にも似て、決定的に違うことに気付いて
何だか目頭が熱くなった。
「―――何を呆けている、作り方を知りたいと言ったのは貴様ではなかったか?」
順を追っていた手を止めたままの俺に、男は最後の折り目を綺麗に畳んで顔を上げた。
「またろくでもないことでも考えているな。」
「おまえは……っ!」
言いかけて、口を噤んだ。
あの武骨な手で命を摘み取る剣を生むのは似合わないと、馬鹿なことを言いそうになった。
「筒抜けだ、まったくおまえは……あぁそうだな、今更だった。」
そんな俺の心に、男は自己完結に笑うのはいつものことだった。
「士郎、折り紙はな……言葉が通じずとも伝わるコミュニケーションのひとつだ。」
「アーチャー?」
「覚えておいて損はない、まして戦うことになぞ使えまいよ。」
淡く笑む男に陰りはなく、記録はただ優しいモノだと伝えられた。
「そか……」
無意識に吐いた息に自分がどれだけ気にしていたかを、改めて気付かされる。
「そうだ。」
肯定の言葉に安堵は広がり、手の中に折りかけた色紙に男の大きな掌が添えられる。
伝わる体温、伝えられる優しい記録。
「―――みんなにも、教えたいな。」
「ん、あぁ作り方をか。」
「そうじゃなくて、今更だけど……おまえが優しいヤツだってみんなに伝えたい。」
剣を生み出すだけじゃない武骨な掌、俺だけが知るにはあまりにも勿体無い。
「ふっ……私としては、おまえに独占して貰いたいのだがね。」
囁く低音は身に余る幸福、逃げ出したくなるような甘やかさにはまだ慣れないけど。
「言ってろよ、ばか。」


―――


「……やっぱり雨になっちまったか。」
7月7日七夕当日、毎年決まったように降る雨は地上から見る天の川の存在を隠してしまう。
「短冊が濡れんよう笹の葉は土蔵に仕舞ったが……ふむ、川流しはしないにしろ
星が見えないのはいただけんな。」
降り始めに笹を移動させた男が戻り、俺は最後の雨戸を半分閉めて空を見上げた。
「だよな、まぁ雲の上ではちゃんと出会ってるんだろうからいいんだけどさ。」
分厚い雨雲に遮られた空に星は望めない、溜め息を吐く俺の肩にふと男の手が乗せられた。
「織り姫と彦星か、一年に一回の逢瀬を誰にも邪魔されたくないのだろうさ。
―――それよりも、貴様肩が濡れて冷たいぞ。」
触れられた男の掌が存外温かくて、濡れた自分の身体が冷えているのに気付いたが。
「なるほど、だから雨雲で隠しちゃうのか。―――急に降ってきたから仕方ないだろ?
洗濯物とか雨戸とかして……って、おまえだって結構濡れるし!」
タオルを取りにいこうとして頭の上から乾いたバスタオルが降ってきた。
「魔力の無駄遣い、遠坂が何ていうか。」
「そういう貴様こそ無駄遣いではないか?」
男が投影したのとほぼ同じくらいに、俺もまたバスタオルを生み出していた。
自分の身体ではなくお互いの身体を拭き、男の投影したバスタオルの方が柔らかくて
気持ちいいのが、かなり悔しかったりした。
「こら、力任せに擦るな。」
「何くそっ!めちゃめちゃ柔らかいじゃんか、このタオルッ!?」
「ふっ、柔軟剤を使っているからな。」
「何その爽やか笑顔、怖っ!?……ふん、どうせ家は柔軟剤入りの洗剤なんて使ってないからな。」
「そう拗ねるな、感触は悪くなかろう?」
バスタオルの感触もさることながら、美容院ばりの拭う手つきが心地良すぎる。
「う~……俺だって、悪くない方をしたかったのにさ。」
まだまだ機転が利かないから、いつだって後手に回るしかないけど。
「これで許してくれよな。」
「むっ―――!?」
年に一度の逢瀬に煽られたわけじゃないけど、たまには俺からおまえにキスをしても
構わないだろうか。
「―――マスター。」
精一杯の背伸びと男の襟首掴んで無理やり屈ませた額へのキスでは、不機嫌そうな
低音で喜ばせることが出来ず。
「何だよ、嫌だったか?」
散々人には隙あらば強要してくる男に、折角勇気を出したってのに不本意な反応だと
そう思ったのに、何故かバスタオルごと強く抱き締められていた。
「嫌ではない、不満だ。仕切り直しを要求するマスター、キスならば唇だろう。」
などとほざく色ボケサーヴァントに、拳を振るおうか呆れて溜め息を吐くかを一瞬迷い。
バサリとタオルを翻して、男の首に抱きついておいた。

キスについてははてさて、俺の方から出来たか否か。
雨雲に隠れた天の川の二人同様に、バスタオルに巻かれた俺たちも誰にも逢瀬を
邪魔されないのだろう。


―――

取り敢えず七夕に向けて頑張って書いてみたものの。
蛇行運転で結局いつも通りに流れてみました、天の川。
こんな感じのメモ帳羅列を繋げて、本にしたりアンソロ原稿を書いております。
最近真面目に順を追ってってより、好きな場面の掻き集めと繋げ作業凹
短冊にまともに文章書けますようにと祈っとけば良かったカナ?(切実)
―――そして来年もきっと、同じ過ちを繰り返すのでした★

来年こそ晴れてくれるといいなぁ♪
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